医院名:医療法人真理恵会 田中彰クリニック 
住所:〒224-0003 神奈川県横浜市都筑区 中川中央1-37-9 TNKビル2F 
電話番号:045-914-6560

コラム

この10年ほど、地域誌に毎月載せていたコラムです。内容的に少し古い記事もあります。

2021.01.21

コロナでみんなが誤解していると思われること

マスコミなどで一寸わかりにくかったり、意図的なのか不勉強なのかわかりませんが言葉のすり替えがあったりしてよく分からない事があります。まとめます。
・症状が出ない人が80%いて、人にうつさない人が80%いる。
これはよく混同されますが、この80%は同一人物では無く、症状が無くてもスプレッダー(たくさんの人にうつす人)もいます。同じ数字だったので混同しやすい。
・集団免疫をもてば鎮静化する。
たくさんの人が感染してしまえばかえって伝染しにくいといっている人がいますが、それはある意味言えていますが、後遺症のことを考慮せず話しています。後遺症の有無について未知数で今回のコロナは結構重症な後遺症を残している例があります。つまり、まわりの人に拡がりづらくなるかもしれませんが、感染した人の一部は一生後遺症をもったままになります。また、現時点ではコロナ陽性中、医療費は無料ですが後遺症に関しては健康保険証の比率で自己負担金がずっと発生します。
・心筋炎はどのウイルス疾患でも発症しているからコロナだけ取りざたしなくていい。
これもある部分は事実なのですが、今回のコロナの心筋炎は慢性化しやすく更に重症化している方もいるので、他のウイルスの微々たる心筋炎と混同して論じてはいけない。
・ペットからコロナはうつらない。
これも混同しています。犬が発症する(つまり犬が症状を呈する)コロナは人では発症しないというのは事実ですが、今回のコロナは保ウイルス犬となってその犬に舐められたりするとウイルスをもらってしまう可能性があります。可能性は低いですが大丈夫と言い切ることができません。
・ワクチンは・・・
会社が違うというというより、米国2社と英国1社はそれぞれ異なる免疫をもたせる方法のワクチンなので会社が違うというより「もの」が違います。それを踏まえて検討されるのがよいかと思います。今回の紙面では足りないので書きません。
1年前には「PCR」なんて言葉知らなかったけど,今はみんな知っていますよね。それと同じで他のことも理解しておく方がいいです。まだまだありますが不安で困ったときはクリニックなどで御相談下さい。

2020.12.21

コロナ禍下での妊娠

「コロナが流行っているのに妊娠して良いですか?」と聞かれることがあります。とある学会の会長が今年の4月1日に「このコロナの時期に妊娠をすることはいかがなものか」という提言を出されていました。小さなクリニックの院長の言葉でも医師である限り重く受け止められることがあるのに、妊娠に関わる学会の会長が提言として出されたことは、結構、影響があって「コロナでトイレットペーパーが無くなるかも」という妄言のため一時期何故かトイレットペ-パーが欠乏したのと同じで,先ほどのような質問に結びついている様です。今ではコロナと妊娠に関してはあまり言われていません。やはり大きな胎児奇形の話は出ていません。
ちなみに当院の個人的データでは妊娠された方の数は例年の130%弱位になっていて増加しています。不妊症の方もご主人がテレワークになって必死にタイミングをとるために最終電車で帰宅して、そのままガンバル!というのではなく、自宅にいるおかげでタイミングをとることに焦りが減ったとおっしゃっている方が多かったです。不妊症でない方も「何処も行きづらかったからやること無くて・・・」という方も多かったようです。
コロナ禍下であるのでもちろんなめてはいけませんが、妊娠も含めある程度は通常生活を維持しないといけないものはあります。この時期に妊娠された方に「あなただけが妊娠したのではなく、たくさんの方が妊娠されています。おめでとう!」と述べたいです。

2020.11.21

Go To トラベル

コロナは完全なる収束はしていませんが、とりあえず「Go To」シリーズが始まっています。色々な所に出かける方が増えてきました。いわゆる「3密」を防いで注意してお出かけください。
その際、月経と折角の旅行が重なることが不便のため、ここ最近、コロナ禍以前の頃と同様に「月経をずらしたい」という方がお見えになります。ただし、現在は以前と異なっている事があります。
言わずもがな、コロナです。以前にもコロナのため、通常のピル(OC・LEPとか)を安易に使用すると血栓症を発症する恐れがあるということを述べましたが、それと同じく月経をずらすためのお薬は中用量ピルに相当します。そのため、服用中に知らず知らずにコロナに感染していると血栓症発症の恐れが増加しうると考えられています。なので、できれば以前のように「ずらしのピル」は処方しづらい状況にあります。
コロナがない頃なら、旅行日程が先で、月経を後でずらすことを考えましたが、今後月経が来そうならば月経日程を考慮してから旅行日程を組むようにしてみたらどうかと考えています。
ただし、家族に女性が多いおうちは誰かが月経日程と旅行日程が重なってしまうので、それは覚悟しましょう(くじ引きをして決めるとかもありですが)。それでも薬というのなら処方は出來ないわけではありませんが・・・。

2020.10.21

コロナ禍下でのインフルエンザ予防接種

この数年間、季節関係無しでインフルエンザが流行していました。しかし、新型コロナの流行に伴い、マスク・接触管理などを行なっていたためと思われますが、この春先から夏場にかけてインフルエンザの流行がほとんどありませんでした。
医学的な見地で言えば、とあるコメンテーターの発言のように「インフルエンザはほとんど流行してないから、冬場も多分大丈夫なのでは?インフルエンザの予防接種の意義を見直した方がいい」みたいな発言をされていましたが・・・。推量に基づきその推量を基礎として更に推量を重ね合わせていくようなもので都合のいい解釈でしかありません。でも、インフルエンザの感染者は減る傾向であるのは十分考えられます。
一方、社会的見地から見てみると、別物になります。話は変わりますが、生命保険は入っていると必ずいつかは使うことになります(いつかは死んでしまうので)。しかし、他の保険はどうでしょうか?火災保険・地震保険・車の保険・病気の療養費負担の保険などなど、その状態にならなければお金は払っているけど結局発動しない保険になります。でも、入っている方が多いですよね。今回のインフルエンザの予防接種も同じです。かかる可能性は例年より少なめかもしれません。しかし、インフルエンザになってしまうとその先はどうでしょうか?まずは熱発者外来に行かないとだめになります。インフルエンザ外来ではありません。つまり、コロナ感染者と同じ扱いを受け同じ所での検査になります。熱がある人をひとっくくりにはしないでしょうが、通常の外来ではなく、発熱の人だけの場所に行かされます。内部ではそれぞれビニールシート(スーパーのレジの前で垂れているような)で境目をつけて、2m程の距離を置いて換気のよい所で待たされるでしょう。左隣の人が看護師に「昨日から味覚がないんです」とか、右隣の人が「息が苦しいです、まだですか?ゴホゴホッ」とか、そういう場所に、待たされます。多分・・・
お子様の予防接種の際、通常の時間帯にしていない小児科が多い理由は予防接種で来院してそこで却って風邪をもらうのが嫌だからです。同じようにあなた自身がインフルエンザ(検査結果後)であっても、発熱を起こす疾患のグループに置かれるのは当然のことになりますので、それを避けたいですよね?
従って、今年のインフルエンザの予防接種は社会的見地から接種されておいた方がよろしいのではないかと考えています。なお、当院では妊婦様用に確保したインフルエンザ予防接種(チメロサール無)分しかありません。

2020.06.03

クリニックの受診(2020年5月30日時点)

非常事態宣言が解除になった最初の土曜日に書いています。非常事態宣言が解除になったからといってもコロナがなくなったわけではありませんが、少し以前の生活になりつつ?あります。今回はコロナそのもののことではなく、現状でのクリニックに受診する話をします。

人混みや病人が集まるであろうと推察してしまうクリニックには行きたくなくなるのは人情ですが、切羽詰まるとどうしようもなくなります。今回の非常事態宣言中にあった出来事として代表的な2例をお話しします。

以前から子宮癌検診の結果が異形成(前癌状態を含む)のため3か月以内での受診を要する方が、本来2月には受診する予定であったのですが、コロナのことがあってクリニックに行くことをためらってしまい受診していませんでした。しかし、GW前に不正性器出血が出現し、心配になって受診しようとしたところ、熱が出てしまい保健所から4日間の自宅待機を指示され(その当時37.5度以上4日間自宅待機がまかり通っていたころ…結局、とある大臣の弁によると「誤解」だったらしいですが)、診察に来られなくなり非常に不安な日々を過ごしていた(癌になっちゃったのじゃないかと…)。

もうひとつの例は同様に2月の月経が最後で3月に妊娠反応陽性になったのですが、コロナが怖くて医療施設に受診せず、5月になって妊娠(まだだれも診てないのでどんな妊娠か不明)しているのに出血が始まってしまい、コロナが怖くても診察を受けなくちゃということになったのですが、そんな時に限って熱が出てしまい妊娠中は2日間様子みる(保健所からの指示です。これも「誤解」だそうですが)ことになってしまいました。「妊娠中のコロナ否定できずの発熱者」を診る場所はGW明けの頃はまだ確立されておらず、立ち往生状態になりそうになりました。電話での相談にはのれるものの実際の診察はできませんでした。そもそも、コロナのPCR検査は保険適応といっても指定医療施設のみで一般の医療施設である当院でしたくてもできないのです(自費で検査しようとしてもそれも受け付けてくれないのです)。

クリニックの受診は不要不急なことではないので、少し緩和中になっている今、受診しておいてください。第二波中にまた産婦人科疾患の救急症状が発熱と重なってしまうと、診療が可能なところが非常に狭められてしまいますので。そのとき相談されても、電話だけで実際の診察が出来ません。オンライン診療は妊娠中の方や癌の疑いの方などは不可能なのです。対面での診察が全てです。ちょっと検討してみてください。

2020.04.25

COVID-19(2020年4月24日現在の知見から):3回目

岩手県で2週間ルール(帰省して2週間実家に留まった後分娩先の受診)によって、破水しているにもかかわらず妊婦がたらい回しになりました。コロナにかかってないかどうか分からないからと言う理由からですが、2週間ルールそのものがコロナを完全に防げるとは思えません。あくまでも希望的観測に基づいているだけで感染ルートが不明の患者が主流になっている以上、感染者0名の岩手県でも実際の患者の存在は分からないのです。

少しでも科学的根拠を得るためには入院直前にPCR検査を実施し陰性となっているのを確認できればいいのかもしれませんが偽陰性の存在があります。PCR検査の陽性は「絶対に陽性!」であるので実施する意義は毀損されません。PCR検査を実施する意味はあります。しかし何故かPCR検査はさせてくれない(建前上はできるはずなのですが敷居が高く?実際問題で実施不能)。

一方、ニューヨークでは症状がない人の21%がコロナIgG抗体陽性となっていて気づかないうちに感染し既に治癒しています。これを関東圏に当てはめてコロナの抗体の有無を利用しない手はありません。ここからは推論が含まれていますが、コロナウイルスの抗体は今回の新型でなくても1年ほどで抗体の力価が有効でなくなることが多いため、恒久的な免疫獲得にはならないかもしれません。でも少なくとも数ヶ月は感染しないと考えられます。従って知らないうちに感染してしまって治ってしまった妊婦もいるはずなので妊娠28週の中期の血液検査の際にコロナIgG抗体の検査も併せて実施しコロナIgG抗体陽性になっているかが分かります。分娩はその検査の9週間以降(妊娠37週以降)になるので、仮に検査時(妊娠28週の時)にコロナの治りかけでIgG陽性になり始めたとしても、その9週間後の分娩時には、コロナウイルスは身体から消え誰かにうつしたりしません。また抵抗力があるので3ヶ月以内に再度コロナにかかる可能性(医療従事者がたとえ感染していても)も無くなるはずです。そして臍帯経由で移入抗体が胎児に移行するので生後3ヶ月までは新生児もコロナにはなりません。

ただ、今述べている論理は本来、どのウイルス性疾患にもほぼすべてに当てはまることなのですが、今回のコロナに当てはまるかどうかが未知です。有効な抗体価はいくつ以上が必要であるのとか、そういう結果については今回のCOVID-19についてはまだ述べられていません。調べてほしいものです。この方式がうまくいけば他の疾患(癌や心臓のカテーテル手術など)で手術を延期している方にも既感染が証明されればすぐにでも手術可能になるので朗報となればと思います。

とりあえず大至急抗体検査のキットを注文しましたが、これがいつ手元に来るのかが未定でそこが歯がゆい所です。当院の妊婦さんに分娩先で決してたらい回しにされない方法を今ある知見を集めて色々考えている毎日です。

2020.04.10

COVID-19:第二回(2020年3月30日時点)

前回に引き続きCOVID-19の話です。

前回の想定通りの経過をたどっています。想定以上にイタリア・スペインを含めた欧米に発症者・死亡者を多く認める結果になっています。でも日本もCOVID-19の方が増えています。本日、志村けんさんが亡くなられた報告がありました。

今感染が確認された場合、入院が未だできますが、今後、増えてしまうと症状がほとんど無い方は自宅待機というとんでもない指示が出される恐れがあります。以前中国で体育館みたいな場所にベッドだけ置いてあるのが写って「こんなのが入院場所だって!」といってワイドショーのコメンテーターで笑っていた方がいましたが、実はあれは正解なのです。というのはコロナ陽性で症状がない場合、ほぼ普通の状態ですが感染してない人にはうつしてしまう可能性があります(8割はうつらないとか言ってますが確定ではありません)。そしてその先で感染した人が重症化してしまう恐れがあるからです。あくまで入院施設と言うより、隔離施設としてとらえると、この体育館みたいなのはすごく理にかなっています。    

実際自宅で管理・・・できますか?クルーズ船でプロ(?)であるはずの免疫官が感染している実態と、一般家庭の家族の一人が感染するとほぼその家族全員が感染してしまっている実態の二点からすれば家庭内での管理は不可能です。もっとマスコミなりで家庭内で疑われる症状の方を管理する方法をしっかり提示すべきです。

私なりの考え(家庭内での管理方法)としては:今後この情報は刷新されます、多分・・

  1. 部屋は患者一人部屋にする。一緒に寝たりしない。
  2. トイレは使用後、触れた所を消毒する。もしくはトイレが複数あるなら患者専用にして掃除は不要(終わってからまとめて掃除で他の方は使用しない)。共有なら必ず水洗ならばふたを閉めて水を流す(そうしないと壁に霧状に感染物質が降りかかり全部汚染される)。
  3. 洗濯物は洗剤をしっかり使うなら一緒に洗ってもいい
  4. 食器は洗剤を使うなら(水洗いはだめ)、家族のと一緒に洗っていい。
  5. 感染疑い者にはマスク着用、部屋に入るときは、さすがに健常者でもマスクがいい。
  6. 手袋は不要ですが、部屋を出た後、他の所を触わる前に必ず手洗いする。本当はお風呂に入ってしまうのがいい。
  7. 換気をできるだけする。
  8. できるだけ一人のみが看護を行なう。そしてその一人は感染の恐れがあるので状態を診る
  9. 嗅覚・味覚の脱失(感覚が失われること)は、症状が起こる前の指標として扱える可能性が高い。
  10. 患者が触れた所は必ず消毒、アルコールがいいが、それがなければハイターとかの原液を水道水で20~40倍(20倍はトイレ用の濃いめ仕様、40倍希釈はドアノブなどの薄め仕様)に薄めて使用するとよい(ただし、家具などは傷む恐れがあるが、仕方ないです。塩素臭がしばらくしてもそのうち消えますから)。

まだまだ色々ありそうです。

あなた自身と家族を守りましょう。

2020.03.06

COVID-19(2020年3月6日午後6時現在)

産婦人科医ですが、医師としてのコメントです。
小中高校などが休校になる指示が出て、その子供達、その親の仕事のことが取りざたされています。しかし、もっと重要なことがあると思います。
それは、現在37.5度以上の方は4日間自宅で療養という指針が出されている点です。
クルーズ船の中で一応プロと称する方(免疫官など)が感染してしまっていました。なのにもかかわらず、発熱者は自宅療養を行なうようにすることになっていますが、ただの風邪の人はよくなると思いますがインフルエンザだと非常に悪化したりしますし、COVID-19でしたらほぼ間違いなく家庭内で感染者が出ます。つまり、超ミニチュアクラスターを作らせるような形になります。マスコミなどでも休校の話や花見ができないとかについては結構時間を割いていますが、実際、家庭内で発熱者が出て管理しているとき、どのようにすればいいのかについてはほとんど触れていません。手洗いうがいとか、誰でも想像のつくことばかりで熱発者の部屋をどの様に隔離するのか手で直接触れてもいいのか?糞口感染も否定できていないだけにトイレの扱いなど、できれば細かく指導したマニュアルを公的機関が提示すべきです。もちろん、一人住まいの方が熱が出た場合などはどうするのかなど、一般の知識の無い人でも分かるように指導しないと一人住まいなら外に出かけないと生活できませんし、家族がいたら家庭内で全員感染者になってどんどん拡がるだけです。
発熱者がいる家は全員運命共同体になってしまい家族の一人が感染者であっただけなのに、幼稚園児まで家族全員感染が拡がっています。
免疫官ですら感染してしまっている状況下で濃厚接触者の家族はほぼ間違いなく感染してしまい感染を拡大させます。自宅待機はどのようにするのがいいのかをきちんと説明すべきです。ライブ会場で感染拡大があるのですから、家庭内で四六時中一緒にいれば感染を回避できません。何故、そのような人たちへの指針を示さないのかよく分かりません(手洗いうがいなどのような当たり前すぎる指示程度では全く効力が無い)。
あと、中国・韓国からの入国者制限を発表しましたが、イタリアは全面渡航制限がないです(中途半端)。そして逆に韓国からも日本からの渡航者を制限するように指示しつつあります。これをGSOMIAの時みたいな仕返しみたいに書いている記事(これは色んな意見もあるでしょう)もありますが、よく考えてみて下さい。検査を実施して感染者数が増大している韓国ですが徹底的に調べようとしていてやっと落ち着きそうなのに、ちゃんと検査して無くて感染しているかしてないかよくわからない国である日本から入国されるのは非常に困るのは当たり前で、今回の件に関しては「仕返し??」なんていうレベルの低い話ではなく、国としての防疫の立場からはしごく当然の韓国の対応だと思います。世界からみて重症にならないとあえてPCR検査をしない国は日本くらいです。全国で発症者が出ている状況で感染経路不明になっているのに検査対象を拡大せず素人集団の家庭内で感染者かもしれない人を管理させる先進国は日本だけです(未感染の家族も全員感染者になっていきます)。
感染地域が分かっている、もしくは感染者は特定されて隔離されているのならその国に行くのも有りかもしれませんが、誰が感染者か不明の状態になっている国にあえて行こうとする人がいるのでしょうか?海外からみて、日本は絶対に変だと思います。コメンテーターで「中国が日本人への渡航制限をかけるなどといっているが、中国が元なのに・・・」といっている方がいましたが、現時点において感染者管理していない日本そのものに問題があるので中国側の問題ではありません。
今後、アメリカが日本に対し渡航制限をかけたら、今まで黙っていたほとんどの国が日本に「ごめんね、でも、日本は検査ちゃんとしてないので怖いからしばらくは日本からだれも来ないでね!」になり兼ねません。貿易が国の根幹である日本はどうなるのでしょうか?黒字倒産が大企業でも起こり得ることになりかねないので、非常に怖いです。あおる気持ちはないですが、海外からはそう見えます。
とにかく早く感染者を特定しつつ、家庭内管理をせざるを得ないとしても、家庭内感染の増加を防ぐ方法を示唆しないと、ミニチュアクラスターをただただ増やすだけで、どうしようもなくなりそうです。
困ったな…

2020.02.25

【最新】コロナウイルスについて:COVID-19

現在、新型コロナウイルス感染症が心配でならない状態です。医師そして産婦人科医の立場から述べます。一般的にコロナウイルスはヒトの風邪のウイルスとして普遍的に存在しています。ただ、ウイルスは変異するためSARSMERSそして今回のCOVID-19という新型コロナウイルスが発生しました。基本的に変異が起こっても本来コロナウイルスがコロナウイルスであるゆえんを維持していてくれれば(未だ確定していない)、胎児には奇形発症の可能性はほぼ無いと考えています。ですので、ここからは妊娠の有無にかかわらず老若男女の感染について考えます。コロナウイルスは飛沫感染、接触感染が感染経路として考えられていました。飛沫感染は咳・くしゃみなどによる、唾液の飛散で感染が拡がります。「あっ!嫌だ、くしゃみされたから唾飛んできた」という状態です。危険な範囲は2m位までです。接触感染はその分泌物(特に唾液)が附着した状態もしくは附着した手であちこち触れた場所にしばらくウイルスが留まり、それを触ってしまった手を鼻口眼(眼瞼結膜からの感染も否定されてない)に持っていって感染します。ただ、新型ですのでどのような形で感染するかは未だ確定していないのです。今一番気になるのがエアロゾルからの感染です。空気感染は呼吸をしていればうつってしまうものです。エアロゾル感染は飛沫した唾液ではなく、霧状につまり目に見えないウイルスを含んだ微小水滴を吸引して感染します。空気感染なら、船に乗っていた方は全員感染してしまったはずですが、実際は全員ではありませんでした。では、飛沫感染か?というと、船もしかり、韓国の宗教団体の集会での感染もしかり、屋形船もしかり、飛沫ではそこまでの感染が広がれるとは考えにくいです。特に船に乗った内閣官房関連の事務官が感染したのはグリーンゾーンとレッドゾーンがとてもいい加減であったのでなければ(若干、混在していて変だと思いましたが)、エアロゾル感染でないと説明しにくいです。従って、新型である以上、想定外だったから・・・というのではなく、想定範囲を拡げて検討すべきです。つまり、エアロゾル感染は否定できない。そうなると、N95マスク(完全防備マスク)でないと、鼻の上や左右の頬の所に隙間が空いているマスクでは全く効果はありません。そしてそのようなマスクの紙(フィルタ-?フィルターとは言えないレベルですが)は簡単にエアロゾルだと通過します。百歩譲ってマスクで防御するなら花粉症が完全防備できるマスクとゴーグルを装着しないとだめです。隙間だらけのマスクは却って鼻や口の前面の紙に目に見えませんが色んなものが附着していてそれを触ってしまうと自分の手が汚染されます。

みんなの触る所も感染源になりえますので直接触れないようにしないといけません(エレベーターのボタン・ATMの画面のボタンなど)。当院では待合室のソファなどもアルコール消毒をこまめにしていますが、1分前に触れた人が感染者であった場合は防ぐことができません。そのため次亜塩素酸発生装置のZiaino(パナソニック製)を24時間動かして、できる限りの除ウイルスを行なっています。糞尿からの感染も否定できていないので(SARSは糞便からの感染がありました)、公衆便所の「便座や温水洗浄機」は要注意となります。医師の立場で見ていると、今回の公的機関の管理方法は非常にいかがなものかと思うことが多すぎました。個人旅行者はかまわないなどの目先のインバウンド収入の減少を抑えてしまったため、中国に次いで感染の可能性の高い国になってしまい、これから長期にわたってインバウンド減少は否めない。船から下船して、公共交通機関を使っていいと公表して翌日に下船した人個々に公共交通機関はできるだけ使わないようにと連絡してみたり、大丈夫と言われて下船した人が実は感染者だったとか、何をやってんだかわかりません。船に乗っていた方や他で感染した方、その家族、そのまわりの方々は何も悪くないのに、公的機関の管理が悪いとこのようなことになってしまい、どこに新型コロナがあるのかが分からなくなってきました。現在、東京などの大都市でも思ったほど感染者数がそれほどでもない数字になっていますが、実際はコロナウイルスの検出検査対象者に「縛り」をつけているため、検査を自由にさてもらえれば実際はもっとたくさんの方が既に感染している可能性があります。つまり検査したくても検査させてくれないから、COVID-19肺炎と診断されていないだけです。マスクは咳・くしゃみがある方は装着が必要です(中国でマスクマスクと言っているのは全員が感染者である可能性があるからです)。防御のためにマスクをするなら花粉症が完全防御できるレベルでほんの少し効果はあるでしょうが、隙間だらけのマスクならその脱着時の自分の手指への感染リスクの方が高いと思われます。私は帰宅したらすぐシャワーを浴びています。髪の毛などに附着している可能性があるからです。それと・・・スマホの画面は公衆便所の便座なみの汚染度ですので、帰宅して手を洗うのであれば、スマホの画面も消毒します(スマホを耳に当てて通話しているのは、公衆便所の便座に頬ズリしているのと同じです)。

安全と安心という意味で言うならば安全は医療関係者がしっかり管理して安心は政治・公的機関が管理すべきです。検査対象を限定したり、検査時期が10日以上前でも大丈夫と言ってみたり安心は全く担保されていません。安全についても大丈夫かと思っていましたが、個人情報保護という仮面の元、情報を押さえて全部不安になったり、各自注意するべき時・地域が不明になるのは不安だけでく安全でもなくなってしまいます(和歌山は断腸の思いでよくぞきっちり公表したかと思います。あのおかげでどこがグリーンゾーンでどこがレッドゾーンかわかるのでレッドゾーンにも分かった上で行けるため安心です。他のところで第Ⅰ例目をひた隠しにした結果、お祭りの担当者まで感染者が出て却って全部危険となってしまっているのと好対照です)。

インフルエンザウイルスは湿度が高いと不活化(死滅という意味)しやすいのですが。コロナウイルスについてははっきりしていません。湿度が高いと長生きするかもなど諸説飛び交っている状況です。ただ、あまりに乾燥させると我々の気道粘膜が弱くなるので通常の湿度は保った方がよいでしょう。ただ、ガラス窓に結露が出る程まで湿度を上げるのがよいかは不明です。また、エアロゾル感染が否定できていないとなると、空調システム内に留まることが考えられます。室温を下げないために循環型になっている可能性も有り、フィルターだけではほこりや花粉は防げても、ウイルスは防げない可能性が高いです。さらに、そのフィルターそのものがウイルスの温床になり得るかもしれません。船のセントラルヒーティングのシステムはどうだったのでしょうか?気になる所です。

皆さん気をつけましょう。自分とあなたの家族のためです。

2020.02.21

HPリニューアル

今回は産婦人科の疾患と言うより、当院のHPの話をします。
2019年11月にHPを完全にリニューアルしました。
2019年12月1ヶ月の閲覧数はのべ9559回とのことです。
その内容で頻回に閲覧されていたのは・・
子宮頚管ポリープのコラム:1003回
妊娠中のクラミジア検査のコラム:864回
潜在性高プロラクチン血症:671回
という順でした。
頚管ポリープは生命保険でお金が出る事を書いたのです。
妊娠中のクラミジア検査は妊娠に対する影響と言うよりも
どうやって感染したのかとかの感染経路について夫婦間でもめないように書きました。
潜在性高プロラクチン血症は当院の専門的内容なので、これは、読んでいただきたくて前面に押し出して提示していました。ちなみに、ヤフーやグーグルの検索サイトで潜在性高プロラクチン血症を調べるとリニューアルした1週間目で、すでに検索順位1位もしくは2位になっていました。
困ったことがあったら、やはり、ネットで調べる方も多いようです。
でも、ネットで調べた後、実際に来院された方がさらによくわかるのも事実です。
うまくネットは使いましょう(言われなくてもわかってるって言われそうですが)。

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