医院名:医療法人真理恵会 田中彰クリニック 
住所:〒224-0003 神奈川県横浜市都筑区 中川中央1-37-9 TNKビル2F 
電話番号:045-914-6560

コラム

この10年ほど、地域誌に毎月載せていたコラムです。内容的に少し古い記事もあります。

2019.10.04

2013年9月 帰省分娩

「地元へ帰ろう~♪」って「あまちゃん」ネタですが・・・分娩場所を決める上で横浜でお産をするか、実家の地元でお産をするか悩みどころです。初めてのお産でも上にお子さんがいても悩みます。今回は帰省分娩に焦点を合わせて考えてみます。
メリットとしては・・・親親戚が産前・産後の人的バックアップを取ってくれる。出産後、子育ての経験者たちが「無料」で指導・支援してくれる(場合によっては口うるさいときもありますが)。気兼ねなく、産後の休養を取れる。産前産後の諸費用をちょっと出してもらえるかもしれない期待感がある。子供たちがじじ・ばばに会えるのでうれしがる。友達に会える。面倒な夫の世話をしばらくしなくてすむ。・・・などなどです。
ディメリットとしては・・・夫がいなくて寂しい、心細い。立会い分娩などがしにくい。分娩前、産後に移動をしないといけない。妊娠中の経緯が分娩先にきちんと伝わっているかが不安。妊娠中に出産場所でないところでの検診中、何かあったら不安。上の子の行事(運動会とか )に参加できなくなるかもしれない。・・・などなどです。
悩んじゃいますよね、実際・・・。当院では帰省分娩の方も分娩先への情報提供やこちらで何かあった際も開院以来8年たちますが365日24時間対応で不安にさせることなく対応できています。したがって、ディメリット部分は相当減らせられます。でも帰省分娩が絶対良いというわけではないので誤解しないでね。
ただ横浜地域の人件費は地方(東京は除く)と比べて高いです。それにともなって分娩費用も結構差があります。どこの分娩施設も子供を預かってくれたりなどの色々なサービスもありますがほとんどが有料になります。分娩費用の総額を聞いて「じぇじぇじぇ」とならないようにしましょう。
なお、当院は看護師募集中です。希望の方は当院まで連絡ください!

2019.10.04

2013年8月 ジェネリック製剤について

最近、手持ちの健康保険証にも「ジェネリック製剤を出してあげてください」と書いてあるものを見受けます。この間も患者様から「ジェネリックでお願いします」といわれました。しかし、当院の処方箋は原則ジェネリック製剤ではなく先発品(最初に開発された薬)の名前で処方します。そうすると・・・「ジェネリックでお願いしたのに」・・・といわれますが、これは大きな間違いなのです。実は院外処方箋をみていただくとわかるのですが、左下の方の備考欄に『保健医署名「変更不可」欄に「レ」または「×」を記載した場合は、署名又は記名・押印すること。』というところがあります。ジェネリック製剤はマスコミなどで啓蒙されていることもある意味正しいのですが、処方する上で一定の決まり事があります。
先発品を仮に「先」とします。それのジェネリック製剤が数種類あってそれぞれを「A」、「B」、「C」、「D」とします。それぞれ1錠の値段に差があることが多く、ここで値段の高い方からの順番が「先」>「A」>「B」>「C」>「D」としましょう。そこでジェネリック製剤希望を伝えたところ、そこの先生が「C」という薬剤を処方した場合、ジェネリックのお約束は「同じ値段のものかあるいはそれより安い値段のものに変更は可能」という条件があります。つまり「C」を処方されると「C」と「D」は処方可能です。もし、そこの調剤薬局に「C」と「D」がなく、「B」というジェネリックしかなかった場合は処方した医師に確認して許可が出れば変更可能になっています。しかし、「先」で処方箋を出されて先に述べた「変更不可」にマークがされていなければ「先」も「A」、「B」、「C」、「D」のすべてを処方可能ということになります。もし痛み止めなどですぐ処方してもらわないと困るようなものを先ほどのように「C」を指定されてしまって、そこに在庫が無く、さらに医院が既に閉まっている時間帯だと次の日まで我慢するか「C」の在庫のある薬局をさがす羽目になります。
一番ジェネリック製剤を推奨している医療施設は先発品の名前で処方して、変更不可にしていないところだと思ってください。もちろん、アレルギーなどの理由で変更不可にチェックする場合もありますが・・・。

当院では看護師の募集中です(産休で長期欠員が出ました)。可能である方は下記病院代表電話まで御連絡ください。

2019.10.04

2013年7月 子宮頸癌検査結果の表記について

以前もここで書きましたが、未だに古い日母方式の記述のみで頚癌検査の結果を述べている施設を見受けます。混乱を起こすのでもう一度お知らせしたいと思います。2001年に米国のベセスダという地方都市で世界の子宮癌検診の結果表記を決定しました。4年前から日本では日母方式、つまり、クラス分類でⅠ、Ⅱ、Ⅲa、Ⅲb、Ⅳ、Ⅴであらわされていたものを変更するに至りました(横浜市の癌検診の黄色い紙にサインするとき見てみてください。下段に新方式とかかれてNILMとか書いてあります)。ベセスダの略語ではNILM、ASC-US、ASC-H,LSIL,HSIL、SCCと腺癌系に分けられています。
ベセスダ表記の一番よい点は、以前の日母方式ではクラスⅠだと1年に1回、Ⅲだと3回、だから・・Ⅱは2回というわかりやすくそして安易な理由から言っていましたが、実はクラスⅡには異常な「ASC-USのクラスⅡ」と全く問題ない「NILMのクラスⅡ」がありそれをしっかり区別しているところです。つまりNILMであればクラスⅡも異常がないものとして心配する必要がないだけでなく検査の周期も密にする必要性がありません。さらに、ASC-USの場合は(今話題になっている子宮頸癌の予防接種)HPVの予防接種と密接な関係にあり、HPVの感染があると頚癌になりやすくなるため、その検査を必要とするグレードに相当します。ただ、それ以上のグレードはそれぞれ管理・治療の対象なので医療施設で説明されると思います。
つまり一番出会うことが多い「NILMのクラスⅡ」と「ASC-USのクラスⅡ」は全く別物なので、もし、それを混乱するような説明だった場合は、さらに説明を求めるといいと思います。ただ、人間ドックで子宮癌検診の結果を「B判定」とか「評価C」とか、何を言いたいのかわからない表記をしているものありますが、これはいたずらに結果に対しての評価を混乱させるので、もしそのようなものであったら、ベセスダで何に相当しているのかをお聞きになったほうがいいです。

2019.10.04

2013年6月 風疹の現状

風疹は35歳以上の男性は国策で予防接種を実施していませんでした。さらに女性の中に予防接種をしているにもかかわらず抗体価が低い方がいて、ご主人から胎児に感染してしまった例が出たためこのような事態になっています。もし男性も予防医接種するように以前からしてあれば問題なかったのです。また風疹抗体価はHIという半定量で検査をします。8倍未満は抗体が全くなく、8倍、16倍は抗体があるが弱いので感染(母親の症状がなく胎児への感染という意味です)の恐れがあり、32倍以上は感染の恐れが無い状態をさします。半定量ですので、8倍とは8倍から16倍未満までであり、16倍は16倍から32倍未満をさしますので、以前32倍だった方が再検査して16倍になっていると基本的には32倍に近い16倍のことが多いです。現在この検査もガチョウの卵を使うのですがそれが足りないくらい検査希望が集中しています。
 大人の風疹予防接種の公費補助は急にマスコミ発表されたので医療関係者は当日午後FAXで知らされました。しかし、4種混合(ヒブワクチンの入った)を実施している施設のみという指定をされたため、ほとんど婦人科はその対象者にならなかったです。役所の事務処理の手間の問題らしいのですが・・・。以前の子宮頚癌の予防接種の際は婦人科は声を荒げなかったですが、今回の風疹に対してはさすがに生ワクチンであるため誤接種を防ぐために婦人科でないと危険だと役所に申し立てていましたが、当初受理されず、結局、ほかの科で接種が始まりました。やはり不幸にも妊娠中であるのにもかかわらず、ほかの科で風疹の予防接種を受けて当院へ相談にこられた方がいらっしゃいました。ちょうどその頃、厚生労働省から「妊娠中に接種してしまっても大丈夫」と報告を出してきましたが誤接種例が出てあわてて発表した感が否めません。実際、接種して異常になった例の報告は無いのですが、説明が後手後手なのでいかがなものかと感じています。不安なときは相談してください。
現在、当院では看護師募集中です。希望の方いらっしゃいましたら、クリニックまで!

2019.10.04

2013年5月 更年期障害???

40歳代から月経が定期的に来なくなり、さらに体調の変化があると更年期障害と診断する医療施設を見受けます。これには一寸異を唱えたいです。更年期障害はあくまでも閉経後に女性ホルモンの欠落から身体・精神症状を呈するものを指します。つまり、月経があるのに更年期障害と似た症状のイライラや発汗、動悸、肩こり、身の置き所のない感じなどはそれに相当しません。ホルモン補充療法のル・エストロジェルやエストラーナ貼布剤やプレマリンのようなものでの治療は意味がありません。それよりも排卵障害や発汗の症状であれば甲状腺機能異常なども調べないといけないのです。月経があるのにこのような症状を呈するものは月経前症候群(PMS)の方も多く、漢方薬や低用量ピルなどが著効する事が多いです。
このため、逆説的に不思議なことが起こります。たとえば、ここで取り違える医療施設だと・・・月経があるが月経周期が不順でイライラいや発汗などがあると診断名は更年期障害。さらにまたここで取り違えて更年期障害には低用量ピルが効く(実際に閉経直後だと効果はあるのですが、乳癌リスクとして女性ホルモンの投与に相当してしまいます)と判断しそれを投与して改善させた。だから「あなたは更年期障害だからピルを飲みなさい」で2回勘違いしているのにもかかわらず結果オーライで効果がでてしまう事があります(本当は月経前症候群(更年期障害ではなく)にピルで治療をしているだけ)。
以前も書きましたが、卵胞ホルモンの低下とFSH上昇、甲状腺ホルモンの正常値があってはじめて更年期障害になりますのでそれ以外は月経前症候群などとして管理すべきものです。この2つは大筋よく似ているのですが、ギリギリのところ全く違う部分があり、治療が真逆になるので注意を要します。

2019.10.04

2013年4月 子宮癌検診は火災保険とかと同じ感じ

よく子宮癌検診結果で異常無かった結果を説明したあと「子宮癌検診は今度何時来ればいいのでしょうか?」と聞かれます。私は癌検診というのを損害保険と同じ様な感じだと思っています。生命保険は必ず加入していれば、いつかは1回発動します(必ずいつかは死んじゃうので)。しかし、火災保険や自動車の任意保険は火事や事故さえ起こらなければ、一度も発動せず完全な掛け捨て状態になります。子宮癌検診なども一生懸命行っていても結局一度もその病気にならずに死んでしまうかもしれません。逆に火事や事故が起こってからあわてて保険に入りたくても入れません。同様に子宮癌が手遅れになるまでになってから、過去にもどって初期の癌に戻してほしいといわれても無理です。保険にはいると安心が確保することに重きがあって、ほとんどの方は、実際にそれを使うことを想定していません。同様に「癌検診が異常無」の結果は安心を手に入れるためだと思いましょう。
また「どのくらいに頻度で?」とも聞かれますが、私は1年に1回くらいと説明しています。スゴく変な例えになりますが、癌検診をした翌日の細胞分裂で癌細胞できたとしましょう。そうすると1年後の検査まで癌になったことはわかりません。しかし、365日後に検査すると癌細胞は見つかります。でも、いわゆる「癌」ではありません。癌は何がいやかというと、「死んじゃう」「転移する」「再発する」「浸潤する」というのが問題であって検査後1年しかたって無いとそのどれにもあてはまらず、必ず完治するレベルで子宮癌は見つかります(横浜市の補助券は2年に1回であるのは市の財政難せいで1年に1回を2年に1回にしただけですので誤解のないようにしてほしいです)。
それと体癌検査は頻度が低いので、必要無いとおっしゃる先生もいますが、火災保険(子宮癌検診)の中の地震保険(体癌検査)のようなもので医者が決めるのではなく、きちんと説明した上で受診者の判断にゆだねるべきと考えています(体癌は少ないといってしまうと正常な方の中の子宮癌の頻度はそれよりももっと低いので、子宮癌検診そのものを否定していることになります)。

2019.10.04

2013年3月 婦人科検診のゴールデンタイム

不正性器出血や腹痛や痒みなどの症状がある場合、クリニックに受診するタイミングはその症状があるときがオンタイムです。でも、癌検診やそのほか一寸気になるので診察を受けたいときはいつがいいのでしょうか?検診として代表的なものをいくつかあげて説明します。
子宮頚癌検査は月経の真最中だと血液ばかりになるのでその日は避けたほうがいいです。月経の終わりかけなら問題は無いです。子宮体癌検査は子宮の内膜検査になるので妊娠していない条件が必要になるので妊娠する可能性のある状況下の方は月経の終わりかけがいいです。また排卵日以降になると内膜が肥厚してくるので内膜増殖症と診断してしまうクリニックがあったりするようです(必要がないのに低用量ピルを処方されてしまっていたりしています)。もし内膜が厚い時期であれば月経後に再度超音波検査で内膜の厚さを診れば肥厚していないのがわかります。卵巣も月経の終わりかけがいいです。その理由は排卵日頃になると卵胞(排卵の準備)ができます。しかし、少し排卵障害がある方は排卵日以降に超音波検査をうけるとその卵胞が存続卵胞という状態になって大きく嚢胞性に腫れてみえる事があります。これをみて「卵巣腫瘍だ!」といわれてしまっている方もいます。不妊症の検査は当院では月経終わりかけに集約することが多いのですが、まずはお話もするので初診自体はいつのタイミングでも良いと考えています。妊娠の初診は妊娠反応検査で陽性ならできるだけ速やかに受診してください。妊娠検査の陽性結果は子宮外妊娠などの異常妊娠も含まれているからです。
ここしばらく、ほかのクリニックで内膜増殖症とか卵巣腫瘍とか多嚢胞性卵巣は体癌になりやすいとか言われ不安になり当院に転院される方が頻出していたのでそれぞれの受診時期のゴールデンタイムを述べました。当院ではもしゴールデンタイムでなくてもその説明をしつつ検査をしますが、やはり、良い時期というのがありますので理解しましょう。

2019.10.04

2013年2月 産後の母乳外来

私の妻が出産後、乳汁鬱滞(うったい)となって、乳房がしこってしまって困っていたとき、やり方など方法論としては詳しく知っているものの乳房マッサージをいざ私自身でしてみると非常にへたくそでした。妻からは当然「もう、いいです」といわれる始末(それからは二度としてません)。これらの知識は相当持っていると自負している私でも実際のマッサージは難しい限りです。当然、素人のご主人たちは途方に暮れるに違いありません。奥様が産後に乳房が張って辛そうにしているのにもかかわらずそれをどうかしてあげるのは難しいです。
当院ではそのような悩みの方に対して乳汁鬱滞が悪化して乳腺炎になってしまった方は私が診察しますが、それ以外は助産師による乳房マッサージを実施しています。助産師はさすがにプロで話の内容も授乳のことだけにとどまらずマタニティーブルーも含めマッサージの最中に対応しています。まさに「匠」の領域ですね。当院の母乳外来は以前から通院されている方以外には表立って実施していることをお伝えしていませんでしたが、先ごろ、やはり、みんなに伝えて欲しいという要望が多数あり今回ここに載せました。
産後の乳房の悩みはとかくほかの育児全体の悩みとも連動しているためマッサージのみならずそれと同時に育児相談をかねて診てもらえるほうが絶対によいです。もし悩まれている方がいらっしゃったら当院などのような母乳外来に行ってみるのがよいかと思います。なお当院の母乳外来は完全予約制で実施しています(助産師は通常、当院で勤務しているのでその時間帯は特別な存在の母乳外来をできないためです)。

2019.10.04

2013年1月 妊娠中の気になる感染症7(最終回)

グループF:腟細菌叢からGBS(B群溶血連鎖球菌)出現
妊娠中期から、後期にかけて2回細菌培養検査をする施設が多いと思います。その理由としては腟の中にGBSが存在していないかどうかを検査するためです。GBSはもともとほとんどの方の鼻の中や耳の中、腸内になどに存在します。しかし、腟内に存在する方は2割程度(多いとも少ないともいえない微妙な頻度です)です。そのGBSがいるまま、何もせず分娩すると400分の1程度の頻度(文献的に200~600分の1とばらつく)で新生児GBS感染症を発症します。発症した新生児は脳脊髄膜炎や敗血症、治療が追いつかない肺炎などを起こして死亡するかもしくは重篤な神経学的な後遺症を残します。そのため、もしGBSが存在したら分娩時(陣痛で入院中から)にペニシリン系の抗生剤を母体へ点滴して出産前にお腹に居ながらにして抗生剤をしっかり投与された状態の新生児として生まれさせるとGBSは付着はすれども感染は成立しないという形になります(場合によっては抗生剤の感受性検査をGBSに対して行うこともあります)。それで発症は防止できたり症状の軽減が出来ます(帝王切開は不要です)。ただ、よく勘違いされた治療として妊娠中期の検査でGBSが見つかって腟に座薬を処方されたり、抗生剤の内服薬を処方される例がありますがGBSはペニシリンなどの抗生剤で完全死滅するというより非常に抑制された状態になるだけ!という実験結果が出ていますので、前もって抑えること自体無意味です。(詳しくは以下のとおりです。寒天培地にGBSを増殖させた後、その培地にペニシリンを振りかけると培地からBGSのコロニーが消失します。しかし一旦消失させたその同一培地にペニシリンを分解するペニシリナーゼという酵素をかけると、、、あら不思議!また、GBSのコロニーが出現します。つまり、ペニシリンで抑制されていただけなのです。)

そのほかにも色々な感染症がありますが、気になる場合は産婦人科の医師に聞いてみましょう。きっと、次のマスコミターゲットはりんご病だと思います・・・また、TVで言われて大騒ぎになるのかな?と思ってます。

2019.10.04

2012年12月 妊娠中の気になる感染症6

グループD:麻疹(はしか)・水痘(水疱瘡)
日本で生活している方は基本的に予防接種を済ませている方が多く妊娠中に初感染になる方はほとんどみられません。また、妊娠中に感染しても風疹ように胎児への重篤な影響はあまり起こしません。もし予防接種をしていなければ妊娠中の初感染は避けた方が良いので注意するのはよいことですが、サイトメガロウイルスやりんご病ほど神経質になることはありません。

グループE:外陰ヘルペス感染症・尖圭コンジローマ(HPV感染症)
ヘルペスは外陰に出来ますと、経腟分娩では出産時に胎児がその外陰部に触れながら出産するので、その時、感染します。妊娠以前にも既往歴で外陰ヘルペスになった事がある場合は必ず産科の医師にそのことを話さないといけません。外陰ヘルペスはその潰瘍が治って3週間以内(初感染3週間、再発で2週間以内)での経腟分娩は新生児ヘルペスの発症の可能性が非常に高くなります。新生児ヘルペスは重篤で死亡するか後遺症を残すことがほとんどで安全策のため帝王切開を選択することになります。
尖圭コンジロームは外陰部にイボのようなものができるものですが、このHPV感染症は型が違うものだと子宮頸癌を起こすウイルスです。このコンジロームがある外陰部を通って産まれると稀に新生児にRRP(再発性呼吸器乳頭腫症)を発症します。そうなると新生児・乳幼児期に子供の気管にイボが再発性で出来て、ひどいと気道を閉塞して窒息させるので1年間に数回気道のイボ切除を行わないとイケなくなる事があります。ですので出來れば尖圭コンジロームがあるのなら治療してからお産される方がよいです(帝王切開を選択するほどの頻度ではないのですが・・・)。

グループG:C型肝炎(順番変更で)
出生時に母体から感染することが多いです。ただ防ぐ方法がないので妊娠中に血液検査をしていますが、敢えて言うと妊娠中にC型肝炎が母体で発症しないか?という点と分娩などの時、ほかの患者様に院内感染起こさないか?という点で検査が必要なだけです。現時点においてはB型肝炎のような出生児への感染を防ぐ手立てはC型肝炎にはありません。

詳しくは産婦人科医師までご相談ください。

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tel.045-914-6560
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