医院名:医療法人真理恵会 田中彰クリニック 
住所:〒224-0003 神奈川県横浜市都筑区 中川中央1-37-9 TNKビル2F 
電話番号:045-914-6560

コラム

2019.10.04

2016年6月 検査結果の伝え方

当院では患者様からの電話での問い合わせは結構気楽に行なってもらっています。一番多いのが妊娠中に内科や耳鼻咽喉科などにかかられて処方されたお薬を妊娠中に飲んでいいのか?というものです。それ以外は「こういう症状があるけど・・、出かけていいですか?」とか抽象的なものまであります。でも、ほとんど問い合わせのないものには、検査結果をお知らせした後、再度そのことについて確認の質問です。でも、不思議なことに他院で実施され結果報告された検査結果をどう解釈したらいいのかというのはあります。
ちなみに当院では、よほどのことが無い限り検査結果を聞きに来ていただいています。というのも代表的なものの頚癌検査は以前からここでお話ししているようにベセスダシステムの略語での表記が基本となっているため、たとえばNILMといわれても一般の方にとっては何のことだかぴんとこないと思います。そのためきていただいて説明をしています。ただ、当院初診の方の中には他のクリニックの癌検診の結果を持ってこられる方がいます。たいていは郵送で細胞診の原本とそこの先生が「医者側の立場」で書いた説明の紙を同封してあるものが多いです。結果の説明の手紙が「患者様側」では書かれていないので大丈夫な結果だったのかどうかが理解しづらい文言が羅列されています。たいていそういうクリニックは混んでいて電話での問い合わせも理解できるほどの説明を得るのはほぼ不可能です。結局、他のクリニック(例えば当院)に来て、検査を実施してない医師から説明してもらって安心されるという二度手間になっていることがあります。ちなみに、手紙のみで返事を送る医師はこのようなことになっていることはあまり気づいていません。なぜなら、その患者様はそこに行かないからです。人間ドックでは無くクリニックで検診を受けているのに結果を理解できにくい手紙の添付のみで済ますのは私にはできません。面倒でも来てもらっています。横浜市癌検診の結果は郵送で返事してもいいことになっていますが、ベセスダシステムになってからは結果を聞きに来てもらっています。そして、さらに横浜市癌検診の結果の場合は患者様からは再診料はいただいていません。
折角検査しても結果が理解できなければ全く意味が無いですよね。

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