医院名:医療法人真理恵会 田中彰クリニック 
住所:〒224-0003 神奈川県横浜市都筑区 中川中央1-37-9 TNKビル2F 
電話番号:045-914-6560

コラム

2019.10.04

2011年3月 妊娠中の超音波検査(第5回目のおめでとう)

妊娠20週以降からは胎児のそれぞれのパーツごとの大きさを確認するだけではなく、胎児の推定体重としてあらわすことが可能になってきます。もちろん頭の大きさや足の長さなどはそれぞれ重要なデータですが、すべて正常範囲なら推定体重で胎児の発育を診ていたほうが実感がわきます。妊娠25週くらいからは胎児の臓器がよく見て取れます。腎臓が左右ともにあるか心臓のお部屋が4つあって大きな心室中隔欠損がないとか大動脈の位置確認を併用して大血管転位などの奇型が無いかどうか四肢のバランスがOKかとか脳室の確認で水頭症の有無やそのほか見るべきものは多岐にわたりますが、でもすべてを診て行くことになります。当院では超音波検査中、私はずっと説明で話しっぱなしです(ただ、病院によっては先生がそれを口に出してひとつひとつ言うかどうかは別ですが)。当然、知りたい方には性別も確認できるようになってきています。妊娠28週くらいから逆子などの胎児の胎位胎向のチェックが始まります。また、胎盤の位置の最終確認で前置胎盤がない事を確認したりもします。
経腹超音波検査以外の経腟超音波検査では、ちょっとおなかが張ったり知らないうちに子宮口が開いてしまう子宮頸管無力症の診断ができます。それが子宮頸管長の測定です。おなかが張ったということでおいでになられた際は当院ではほぼ全例頚管長の測定は行いますし、妊娠28週では症状がなくても測定をします。とても重要な検査だと考えています。
赤ちゃんの体重を知って「大きくなってきているなあ~~」と思ってくれて、おめでとうです。

tel.045-914-6560
一番上に戻る