医院名:医療法人真理恵会 田中彰クリニック 
住所:〒224-0003 神奈川県横浜市都筑区 中川中央1-37-9 TNKビル2F 
電話番号:045-914-6560

コラム

2020.04.10

COVID-19:第二回(2020年3月30日時点)

前回に引き続きCOVID-19の話です。

前回の想定通りの経過をたどっています。想定以上にイタリア・スペインを含めた欧米に発症者・死亡者を多く認める結果になっています。でも日本もCOVID-19の方が増えています。本日、志村けんさんが亡くなられた報告がありました。

今感染が確認された場合、入院が未だできますが、今後、増えてしまうと症状がほとんど無い方は自宅待機というとんでもない指示が出される恐れがあります。以前中国で体育館みたいな場所にベッドだけ置いてあるのが写って「こんなのが入院場所だって!」といってワイドショーのコメンテーターで笑っていた方がいましたが、実はあれは正解なのです。というのはコロナ陽性で症状がない場合、ほぼ普通の状態ですが感染してない人にはうつしてしまう可能性があります(8割はうつらないとか言ってますが確定ではありません)。そしてその先で感染した人が重症化してしまう恐れがあるからです。あくまで入院施設と言うより、隔離施設としてとらえると、この体育館みたいなのはすごく理にかなっています。    

実際自宅で管理・・・できますか?クルーズ船でプロ(?)であるはずの免疫官が感染している実態と、一般家庭の家族の一人が感染するとほぼその家族全員が感染してしまっている実態の二点からすれば家庭内での管理は不可能です。もっとマスコミなりで家庭内で疑われる症状の方を管理する方法をしっかり提示すべきです。

私なりの考え(家庭内での管理方法)としては:今後この情報は刷新されます、多分・・

  1. 部屋は患者一人部屋にする。一緒に寝たりしない。
  2. トイレは使用後、触れた所を消毒する。もしくはトイレが複数あるなら患者専用にして掃除は不要(終わってからまとめて掃除で他の方は使用しない)。共有なら必ず水洗ならばふたを閉めて水を流す(そうしないと壁に霧状に感染物質が降りかかり全部汚染される)。
  3. 洗濯物は洗剤をしっかり使うなら一緒に洗ってもいい
  4. 食器は洗剤を使うなら(水洗いはだめ)、家族のと一緒に洗っていい。
  5. 感染疑い者にはマスク着用、部屋に入るときは、さすがに健常者でもマスクがいい。
  6. 手袋は不要ですが、部屋を出た後、他の所を触わる前に必ず手洗いする。本当はお風呂に入ってしまうのがいい。
  7. 換気をできるだけする。
  8. できるだけ一人のみが看護を行なう。そしてその一人は感染の恐れがあるので状態を診る
  9. 嗅覚・味覚の脱失(感覚が失われること)は、症状が起こる前の指標として扱える可能性が高い。
  10. 患者が触れた所は必ず消毒、アルコールがいいが、それがなければハイターとかの原液を水道水で20~40倍(20倍はトイレ用の濃いめ仕様、40倍希釈はドアノブなどの薄め仕様)に薄めて使用するとよい(ただし、家具などは傷む恐れがあるが、仕方ないです。塩素臭がしばらくしてもそのうち消えますから)。

まだまだ色々ありそうです。

あなた自身と家族を守りましょう。

tel.045-914-6560
一番上に戻る