医院名:医療法人真理恵会 田中彰クリニック 
住所:〒224-0003 神奈川県横浜市都筑区 中川中央1-37-9 TNKビル2F 
電話番号:045-914-6560

コラム

2019.10.04

2010年8月 ジェネリック薬剤について(その2)

クイズです。次の薬のうち、子宮収縮抑制剤:略して(抑)と子宮収縮剤:略して(収)と黄体機能不全の治療薬:略して(黄)は、どれとどれでしょうか?
ウテメリン・メテナリン・ウテロン・ヒスロン・パルタン・デルガニン・メテルギン・ルトラール・ルテオニン・レキサピン・・・。
答はウテメリン(抑)、メテナリン(収)、ウテロン(抑)、ヒスロン(黄)、パルタン(収)、デルガニン(収)、メテルギン(収)、ルトラール(黄)、ルテオニン(抑)、レキサピン(抑)です。
このうち先発薬剤はウテメリン(抑)、ヒスロン(黄)、パルタン(収)、メテルギン(収)、ルトラール(黄)です。先発薬剤だけを見ているとその系統に応じて名前が違う感じがわかるのですが、これに後発薬剤が加わると非常に似たよう名前が増えていって、わかりにくくなります。特に後発薬剤の場合は最近どんどん作られていることもあり、聞いた事が無い様な名前の薬剤のことが(宣伝がほとんどないので)あります。もっと先発品に順ずる名前にするか、成分名で名前をつけないと非常にわかりにくいです。「処方薬を後発薬剤に変えますか?」といわれて「ハイ、お願いします。」といった場合、初めて聞く名前の薬剤が出され、そして最初のクイズのようになんだか全部同じグループのように思える名称なのに全く効果が逆の薬を出されても患者様はまず気づけません。当然、処方薬を間違えた場合は処方する医療施設・調剤薬局に全責任があるのは事実ですが、いかにもヒューマンエラーをひきおこしてくれ!といわんばかりな後発薬剤の乱立はいかがなものかと考えています。当院は主な処方は院外処方によっているので院内においてあるのは救急薬剤だけなので救急時はダブルチェックで先発薬剤を処方しています。
今後は患者様自身が処方箋に基づいて調剤薬局で処方してもらった薬剤の添付文章内容と処方箋を出した医師の説明内容と同じであるかを毎度確認される方が良いと考えています。

tel.045-914-6560
一番上に戻る